エンジニアとしてインフラ系で働いていくためには、そのキャリアステージによって勤務時間外にやらなければならないことが大きく異なってきます。

インフラを担えるようになるためには最新の情報機器についての特性を理解していると同時に、現在頻繁に使用されている機器についても理解しておくことが大切です。若手の間は知識の吸収が現場だけでは追いつかなくなりがちであり、平日の勤務時間や現場での作業時間の他にも休日を使って情報収集を行うことも少なくありません。そのようにして、知識を広く深めていくことが不可欠になります。

一方、そういった知識がある程度十分なものになると現場でのシステム導入や構築、システム保守や監視などのカスタマーサービスの提供において苦労がなくなるのが典型的です。この時点でインフラ系のエンジニアは二つの道を取ることができるようになります。一つは休日は自由な時間として家庭生活を楽しむことであり、システム保守や監視、管理などを基本とする仕事を担っていくという道です。もう一つは休日をキャリアアップの時間と考えて自分の知識をさらに広げていくというものです。

方向性としてインフラ系の場合には、インフラとなるシステムの開発や設計を担うキャリアパスが存在します。既存のシステムの問題点や改良の可能性がある点というのは現場経験によって理解されるものであり、その経験を豊富に積んできていることを生かして開発系の知識をつけると仕事の幅も広がっていくのです。今後先も長きに亘り、インフラ系エンジニアとして活躍していきたい方は、インフラ市場での案件情報をこまめに習得しておくことで、随時自分のやるべきことが見えてくるのではないでしょうか。